やはり怖い膵臓がん
【目次】
1)がん患者の5年後の生存率
2)膵臓って、なにをやる臓器なの?
3)自覚症状を感じて受診するきっかけ
4)膵臓がんになりやすい要素って?
四国新聞の記事です
がん患者の5年後の生存率が発表されましたね。
でも、膵臓がんの数値だけ極端に低いのが気になります。
現にこの病と闘っていらっしゃる方には辛い値です。
私の身近な肉親も、3人ほどこのがんで亡くしました。
どのがんにかかっても完治できる時代が来るのを
待ちわびます。
日本ではこの膵臓がんで年間2万人もの人が命を落としているの。
そして、患者が多いのは50歳代~70歳代なのです。
膵臓って、なにをやる臓器なの?
どこにあって何をしているの?
位置は胃のうしろ付近なの。なんだか日陰者みたいに
ひっそりとしているの。こんな格好をしてね。
出典
すい臓がんの特徴|がんのつらさ~痛みや症状をつたえて~|シオノギ製薬(塩野義製薬)
でも、重要な働きをしているんです。
膵液をつくったり、血糖を調節するホルモンを分泌したり。
いわば、人体の「縁の下の力もち」的な存在なのよね。
なぜ膵臓がんで亡くなるの?
位置的に人体の奥深く位置しているのがネックですね。
それと、比較的無症状なので、症状が出始めたときには
がんが進行していて「時遅し」になるわけです。
膵臓がんは小さいものでも悪性度は高くて周囲への浸潤や
リンパ節への移転、さらには遠隔移転などを起こしてしまうからです。
自覚症状を感じて受診するきっかけになるのは、
- 上腹部が痛む、もたれる
- 不快感があって食欲が出ない
- 体重が減少する
- 腰痛がある
- 背部痛がある
- 黄疸が出る
- 中年になって糖尿病になった
- 糖尿病のコントロールができなくなった
出典:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/pancreatic_cancer/
などですが、1)が多いようです。
膵臓がんになりやすい要素って?
- 慢性膵炎がある
- 糖尿病にかかっている
- 肥満(BMIは30以下に保ちたいですね
- たばこ
- 過度のコーヒを飲む(1日3杯までにとどめる)
- 血縁
と、言われています。
膵臓がんと糖尿病は深い関係があるようですよ。
糖尿病を軽減させるためには、体重のコントロールが大切ですね。
上で述べたBMIですが、日ごろからこれを意識しておきましょう。
BMIの算出法 体重(kg) ÷ 身長(m)÷ 身長(m) です。
さて、体重を管理し、体力をつけるためには
「運動」が大切です。
「運動? したくな~い」なんて言わずに、病気に勝てる体づくりに
励んでくださいね。
「さぁ、運動するぞ~」って力まないでいいんですよ。
ついでにやればいいんですよ。
キッチンに立ってお鍋が沸騰するのを待つ時の「かかと落とし」。
洗濯ものを干しながらできる軽い足ぶみ。
お買い物にもテクテク。
歩きながらの肩回し・・・など。
要するに体を動かすことを生活のリズムにしちゃえばいいだけ
なんですね。
食事も大切よ
膵臓がん患者の30%は、食事が起因するみたいです。
避けたい食材・・・肉類(特にくん製もの、加工肉など)
推奨したい食材・・・ビタミンc、食物繊維
どれか1つだけが発がんの要因というわけではありません。
いろんな要素が重なり合って、長い年月をかけて、それで
がんになると考えれば、やはり足元から原因となりそうな事柄は
断ち切るべき・・・と結論できるでしょうか?