冬場に多い高齢者の入浴中の事故
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連れ合いが突然亡くなると
知り合いの老夫婦はともに90歳を優に超えていまいた。
お若い時は転勤族として各地を回り、しかるべき地位についていて、
そのせいか振る舞いが鷹揚でした。
そして、退職後に故郷の当地へ帰ってこられました。
息子さんも有名大学を出て出世し、関東に住んでいて、
お2人にとっては「自慢の息子さん」でした。
が、初老の域に達した息子さんが闘病生活に入ってからは
帰郷もままならず、老夫婦はお互いをかばいながら暮らしておられました。
ところがある晩、老夫婦のご主人の方が入浴中に体の自由が利かなくなり、
救急車で運ばれたまま入院するはめになってしまいました。
奥さんは交通の手段を持たなかったがゆえに病室通いは大変だったようです。
そしてご主人は半月のちに帰らぬ人に。
その頃からです。
道でお会いしても以前なら少し尊大な態度で接していたのが、
人けを感じると逃げるように物陰に隠れるようになられました。
体もひとまわり小さくなったようで・・・。
2人そろって生きていることがどんなに大切かが分かる一面でした。
年々増加する入浴中の事故
消費者庁の集計では高齢者事故のうち「不慮の溺死および溺水」による
死亡者数が年々増加傾向にあるとされています。
そのうち7割が家庭内や施設内での入浴中の事故だとされています。
これはなんと、交通事故死者よりも多いのだそうです。
そして入浴中の事故発生数は冬場(11月~3月)に多いことも特徴です。
加えて心肺停止は自宅の浴室での発生がほとんどで、
人目の多い公衆浴場では認められていないという面白いデーターが出ています。
入浴中の急死・急病の原因は
心肺停止(呼吸・心臓の停止)、
脳血管障害、
一過性意識障害(失神)、
溺水・溺死 とされます。
入浴事故は冬期に、かつ寒冷地に多く、シャワー浴が主なアメリカやヨーロッパでは
極めて少ないようです。
入浴事故予防の注意点
脱衣所や浴室をあらかじめ暖め、入浴時の温度差を少なくする。
浴槽は浅め(あるいは水位を低く)で半身浴が望ましく、縁に手をかけておく。
ぬるめの温度(39~41℃)で、長湯はしない。
一日の中で体温が上昇し、血圧の安定する16時から19時頃までの入浴が望ましい。
血圧下降の原因となるような飲酒や食後の入浴や、入浴中の急激な起立は避ける。
入浴後は水分を補給する。
高齢者が入浴しているときは、家人や周囲のひとが声かけするようにする。
入浴中の事故を防ぐために
・入浴前に脱衣場、浴室を温めておく
暖かい室内から温度の低い場所に入る
↓
血圧が上がる
↓
湯に入る
↓
血圧が低下する
↓
体に悪影響を及ぼす
・この寒暖差を解消するために
- 脱衣場などに暖房器具を配置する
- 浴槽に給湯する場合にシャワーから出す
- 浴槽のフタを外しておく
・浴槽から出る際には、手すりなどを使ってゆっくりと
入浴中は体に圧力がかかっている
↓
浴槽から急に立ち上がる
↓
圧迫されていた血管が急に拡張する
↓
脳が貧血状態になる
↓
一過性の意識障害を起こすことがある
・家族の配慮(声かけ)が大切
- いつもより入浴時間が長い
- 音がしない
- 大きい物音がした
こんな時は様子をみましょう。
消費者庁の担当者からひとこと
高齢者は体力が落ちているので、自身も家族も過信せず
注意しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。