安倍総理の「英断」に困惑する人も多いのが現実
「学校を休業にします」。
安倍総理の鶴の一声で日本中が一斉に舵を切りました。
ま、表面的にはそうでしようが、
いろんな困難が待ち受けているであろうことは
容易に想像できました。この発表を聞いた時には驚きましたね。
私は子供に関係した仕事をしているので、
「この子たちは誰が世話するの?」と、素直に思いましたね。
安倍総理だとて冗談や思い付きでこの重い課題を発表したわけではないと、
それは理解します。
そして、その時点でなければいけないと判断されたことも。
ただ、この発表にすぐさま追いついていけない家庭が多い
ことも見逃せません。
ここで顕著な差がでるのが「格差」。
大企業に勤める人は時差出勤や在宅業務ができるからいいでしょう。
その様子をテレビでも取り上げて放映していました。
関係ない人は「ほお、便利だなあ」と、感心していればいいのです。
お給料もちゃんと頂けるでしょうに。
でも、大半の人はそうはいきません。
いわゆる「時給月給」の人は、たちまち生活が脅かされるし、
悪くすると「仕事がないから来なくていいよ」と
首切りを宣言されるかもしれません。
現に知り合いの主婦は、会社員相手の給食弁当をつくる会社の
パー卜職員ですが、売り上げが激減したために
「コロナが落ち着くまで休んでください」と言われ、無収入に。
老域に入って他に収入を得られる当てがなく、
さりとて月に5万円足らずの年金収入では生活できなくて、
それを考えると夜も眠れないと語っていました。
また3 0代の女性看護師は、2人の子供を預ける先がないため
泣く泣く職場に勤務時間の短縮のを願出たら、
上司からは「それなら若い人と入れ替わってもらう」と
すげなく断られたとか。
その時、彼女は思ったそうです。
「あれだけ職場のためを考えてがんばったのに、
その業績はちっとも認められないのか」と。
結局、夫だけの収入に頼らざるをえなくなったとか。
安倍総理は「減収は保障する」とは言ってますが、
全国の、零細企業で働く人たちにまで光が当てられるとは
どうしても考えられません。
・・・と、安倍さんを責めているのではありません。
苦肉の策であり、後世に「英断だった」と評価される事柄
かも知れません。
ここでグチを言っても仕方がないのですが、
言わずにはおれない現実が、目の前にあるのです。