看護師免許ってどうやってとるの?
目次
5月12日は「近代看護の母」と言われる
英国人女性フローレンス・ナイチンゲールの生誕200年に当たります。
そして「国際看護師の日」でもあります。
ナイチンゲールってどんな人?
クリミア戦争(1853年~1856年、クリミア半島などを舞台とした戦争)で、
敵、味方の区別なく、けが人を看護したことで有名です。
裕福な家庭に生まれた彼女が、良妻賢母への道を断ち周囲の反対を押し切って
看護の世界に飛び込んだのは有名な話です。
当時、病棟は不潔で患者の安全が脅かされるような状況だったし、
看護をする女性の社会的地位は決して高くなく、
世間からはむしろ冷たい視線が注がれる時代だったのです。
これらを解決させ、看護をする女性の教育に力を注いで
看護婦(当時)の資質向上に寄与した女性です。
でも、そのエピソードがよく知られていますが、
ナイチンゲールが看護師として活躍したのが、
たった2年間だったことは、あまりよくは知られていません。
これよりもむしろ、統計学に基づく医療衛生改革どの功績が
大きいとされています。
当時の様相とよく似た看護師への熱望
当時はコレラが蔓延していて、看護が求められる時代でした。
そして今は新型コロナウィルスと闘う時代。
なんだかよく似ていますね。
新型コロナウィルスの猛威は、医療従事者をも襲っています。
世界的には、医師や看護師も苦戦しており、
人的な不足も訴えられています。
残念な医療従事者への偏見
偏見の内容はナイチンゲールの時代とは違っているものの、
医療従事者の子どもが保育所への通園を拒否される例もあったりして、
なかなか厳しいものがあります。
でも、必ずしもそういったことだけではありません。
医療従事者への使命の大きさと重要性を十分認識した層の方も
少なくはないのです。
現に、お弁当や物資を運んだり、
職場から賞賛の拍手が送られたりしています。
こんな光景に接するとホッとします。
「がんばれ」
「よろしく」
「健康管理に気をつけて」
といった声援を送りたいです。
そもそも「看護」って?
看護とは、あらゆる場であらゆる年代の個人および家族、集団、コミュニティを対象に、対象がどのような健康状態であっても、独自にまたは他と協働して行われるケアの総体である。看護には、健康増進および疾病予防、病気や障害を有する人々あるいは死に臨む人々のケアが含まれる。また、アドボカシーや環境安全の促進、研究、教育、健康政策策定への参画、患者・保健医療システムのマネージメントへの参与も、看護が果たすべき重要な役割である。
https://job-medley.com/tips/detail/65/
国際看護協会(訳:日本看護協会)
看護師を目指す方が増えて欲しい
看護師が慢性的な人不足だと言われています。
統計的には足りているはずなのですが、
実際に働いている人数が少ないということです。
この理由は労働のきつさなどが挙げられていますが、
ここではそれを省きます。
私が看護師の免許を取得したのは、もう、半世紀も前のこと。
保健師免許も取りました。
当時はほぼ女性で占められていたこの業種ですが、それでも
クラスには2人の男性学生がいて、
ともに看護婦(当時)の国家試験にパスし、手を取り合って喜んだものです。
看護師には2種類ある?
一般に言われる「看護師」は、次の2つがあります。
(正)看護師
厚生労働大臣発行の看護師国家試験に合格している。
看護師国家試験の受験資格は、
大学や3年制短大の看護系学科、
または病院や大学の医学部に付属する3年制看護学校などを
卒業すると得られる。
なお、大学や4年制専門学校の中には、
看護師と保健師・助産師のカリキュラムを統合して学べるところもあり、
卒業時に保健師・助産師の国家試験受験資格も得ることができる。
ただし、保健師・助産師になるためには、
看護師国家試験に合格していることが前提となります。
准看護師
都道府県知事発行の免許が取得できる。
中学校を卒業して2年間で資格が取得できます。
費用も安くてすみます。
医師・歯科医師又は看護師の指示を受けて業務を行います。
参考:http://www.junkankyo.com/nurse.php
お読みいただき、ありがとうございました。