100歳まで元気に生きるっチャ

自称若者のバァバが斜めから見たこの世の中。捨てたもんじゃおませんよ。

保健指導の華 保健師になりたいあなたに

私は「保健師の免許を持っていますが、
大抵の人は「ホケン」の意味が今ひとつ分からないようで、
「保険」をイメージしてしまって、
「ホケンって、そのぅ・・・?」と変な顔つきをなさいます。

 

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そこで名刺を差し上げると、「保険」ではないらしいと
理解はしていただけるのですが、何をする人なのかが
分かりづらいようです。

 

目次

 

1.保健師とは

保健師の仕事は、一口で言うと、
「地域住民の保健指導や健康管理」だとご理解ください。

 

つまり、乳幼児から高齢者までの方が健康に過ごせるように
サポートする仕事なのです。

 

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2.「保健婦」から「保健師」という名称になるまでの道のり

従来は女性だけの世界だった関係で「保健婦」と呼ばれていました。
でも、看護師の場合と同じように男性も加わってくるようになり
「保健婦」では具合いが悪くなったのですね。

 

そこで男性の場合は「保健士」と呼ばれるようになりました。
1993年のことです。

 

そして2002年からは、男女ともに「保健師」と改称されたのです。

 

 

3.保健師になるにはどうすればいいの?

私が保健師になるまでの道のりを書いてみます。


でも、驚かないでくださいね。
半世紀以上も前の、昭和35年頃のことです。

 

・まず、高校を卒業します。
・「看護婦養成のための学校」を受験し、めでたくパスすれば3年間の勉強をします。
・看護婦の国家試験を受験し、合格を勝ち取ります。
・ここで初めて「保健婦養成学校」の受験資格が得られます。(1年間在学)
・保健婦の国家試験を受け、合格する必要があります。

ざっと、こんな具合でしたね。

 

看護婦養成のための学校

これには、幾つかのパターンがありましたね。
大学の医学部に付属して設置された学校、
病院や療養所などが設置した学校、
自治体が設置した機関など。(まだあるかも知れませんが)

以上が看護師になるための方法でした。


この中のどれがいい悪いじゃなく、

目的は等しく、看護婦の国家試験をパスすること。
なので、学生はみんな真面目で必死に勉強したものです。


保健師になるには

さらに上級学校を目指すわけですが、
保健師専門学校を受験するには、看護師の国家試験にパスしていることが
条件となります。

ここで1年間勉強してやっと、保健師の国家試験を受けるわけです。


現在の看護師、保健師の教育機関とは?

今はいろんなコースが用意されています。

昔はなかったものとしては、
4年制大学の看護系学部で学ぶという道も用意されています。


この場合には卒業と同時に
看護師と保健師の受験資格を得られるため、
同年に2つの国家試験がダブルで受けられます。

4)保健師の活躍の場は?

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・病院・診療所・訪問看護ステーション
・保健所
・市区町村
・企業・事業所
・教育機関
・地域包括支援センター、

などがあり、
国の方針としても「疾病予防」に力を入れる観点から、
保健師に対する社会のニーズには大きいものがあります。

 

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現に私も、70歳代後半まで「特定保健指導」を受け持って
事業所や役所などを舞台に活躍させていただきました。

 

やりがいがある仕事で、生きがいを感じていましたね。
これも、自身の健康体があればこそだと感謝しています。


参考サイト:
 https://job-medley.com/tips/detail/789/