「ほめ写」で円滑な子育てを楽しもう
目次
私のお粗末な子育て状況を暴露します
子育中の毎日は、楽しいことばかりではありません。
経験者ならお分かりかと思われます。
そりゃ、かわいいですよ、自分の子どもなんだから。
でも、あまりにも近しく、くっつき合っている関係なので、
遠慮がない。
それが家族であり憩いの場となる家庭なのだから当然だけど。
私の今は、子育ても終わって高齢者と言われる立場なんだけど、
子育てにはやはり、苦労がありましたね。
たまには静かでゆったりした時間が欲しいと思う時もあったし、
意のままにならない子どもの行動に腹を立てたり。
ま、泣き笑いの毎日、ってことでしたよ。
核家族で、頼れる親族も近くにはいなくて、どこへ行くにも
2人の子供をおぶったり手をひいたり。
たまには1人で身軽に、好きな時に行きたい所へ行けたら
どんなにいいだろうかと考えることもしばしば。
実際はそうでもなかったにしろ、
気持ちとしては「髪を振り乱して」という育児の状況でしたよ。
今にして思えば、「もっと優しくしてあげればよかった」とか、
思わずカーッとなってほっぺをピシャリ、なんてこともあって、
すまなかったなぁとか。
「ほめ写」という考え方を知りました
「ほめ写」って?
教育評論家・岡野 智可等(おかの ちから)さんが取り組んでおられる
「ほめ写プロジェクト」というのを知りました。
これは、一口で言えば、
子供の写真を家の中に飾っておき、
折りにふれてその写真を指してほめたり励ましたりするという
試みのことです。
人間が求める「自己肯定感」
人間の欲望の1つに「自己肯定感」というのがあって、
自分が認められたり注目されると、満足感が満たされますね。
諸外国に比して日本の青少年は自己肯定感が低いとされています。
たとえば、欧米5か国と比較すると、(カッコ内は欧米5か国の数値)
自分に満足していると答える率は45.1%(86.9%)
自分には長所があるは、に62・3%(91・4%)となっていて、
かなり低いです。
写真を見ると誰でも口元が緩みます
言葉では表しきれない感情を引き出してくれるのが、写真でしょうか。
写真は何度見てもとにかく楽しいです。
「ほめ写プロジェクト」は、これを利用したものですね。
飾られた写真に、お子さん自体が無言の励ましを感じることも
その狙いの一つです。
「自己肯定感」を満たせる「ほめ写プロジェクト」とは
「自己肯定感」をはぐくむことの一環としての働きに、
写真を利用します。
「ほめ写プロジェクト」の手順とは
撮る → 飾る → ほめる
この3ステップなのです。
まず、写真を撮る
写真は特別な日のものではなく、さり気ない日常のものが
いいようです。
きょうだいがいる場合は、偏りがないように配慮しましょう。
写真を選ぶ
気に入ったものは大きく引き伸ばしてもいい
張りたい写真をお子さんに選ばせるのもいいかも
写真を飾る
- リビングや玄関など、よく目にとまる場所がいい。
- お子さんの目の高さに張るといいようです。
- 定期的な張替えも効果的です。
写真を話題にしながらほめる
「あの時はこうだったね、楽ししかったわ」とか、
「あなたの成長が本当にうれしい」、
「ほら、こんなに身長が伸びているよ」
など、まず、ほめ言葉をプレゼントすることです。
そうすれば叱らなくてもお子さんは自分のことを反省して
くれます。
この「ほめ写プロジェクト」の狙いは、ここにあるのですね。
どんな人が「ほめ写プロジェクト」を推しているの?
教育専門家
富士フィルム
企業
国立青少年教育振興機構
などなど。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
応援をよろしくお願いいたします。