おうちが水没しちゃった~後始末、何から手をつければいいの?
このコロナ禍で大変ななか、豪雨で被災された方々に、
衷心よりお見舞いを申し上げます。
ここで、変わり果てた自然環境やご自身のおうちに接し、
涙され、呆然とされていることは想像がつきます。
でも、まず、行動を起こしてくださいませね。
ネットで拾い集めた情報を載せました。
少しでも参考になれば幸いです。
目次
浸水後、自宅に戻ったときに注意すること
・ドアと窓をあけて、しっかり換気し、30 分以上換気した後、家の中に入ります。
洪水後、数日して自宅に戻るときは、屋内にカビが発生している可能性が
あることを念頭に入れておきましょう。
・ガス漏れがないことを確認する。
・電気配線や家電製品は、安全のため専門家の点検を受ける。
電気系統の安全が確認できるまでブレーカーを切っておきます。
・プロパンガスボンベ、車のバッテリーなど危険物を見つけたら、近づかず、
消防や市町村役場等に相談します。
・清掃が完了するまで、子供やペットが室内に入らないようにします。
大切な清掃
・まず十分な換気。
可能なら、扇風機を使って乾燥を速めましょう。
床下は新聞紙等が入手できるならそれで吸水する。
・汚泥は取り除き、しっかり乾燥させる。
消毒薬を使用するのは、汚れを取りのぞいた後に。
・浸水して洗うことのできない家具(カーペット、布製ソファーなど)は
処分します。
・ほこりを吸わないようにマスクを着用
その他、ヘルメット、帽子、タオルなどで頭部を保護し、
水泳のゴーグル等で目を保護する。
・浸水した衣類や布類は熱水洗濯するか、あるいは 80℃の熱水に
10分以上漬けた後洗濯し、乾燥させます。
・日に干せるものは極力日光により乾燥させましょう。
・終了後は、しっかり手を洗い、シャワーを浴びます。
・清掃時に着ていた服は、汚れていない服と区別して洗濯します。
清掃の時の注意事項
●汚染の程度がひどい場合、長時間浸水していた場合は、
できるだけ次亜塩素酸ナトリウムを使用する。
●対象物が、色あせ、腐食などにより次亜塩素酸ナトリウムが使用できない場合は、
アルコール、塩化ベンザルコニウムを使用する。
【家庭で使いやすい消毒薬とその使い方】
◎塩化ベンザルコニウム(逆性石けん)10%
使用濃度0.1%(薬液を100倍になるように水で薄める。)
家具や床などの消毒に適しています。雑巾に浸して拭いてください。
(ゴム製品、皮革製品への使用はさけてください。)
◎次亜塩素酸ナトリウム6%(家庭用塩素系漂白剤など)
使用濃度0.02%(薬液を300倍になるように水で薄める。)
飲食器具等の消毒に適しています。薬液に5分程度浸した後水洗いしてください。
(金属には使用できません。)
◎アルコール系消毒薬(速乾性すりこみ式のものなど)
使用濃度70%以上のもの(薄めずそのまま使用する。)
手指等の消毒に適しています。乾燥した状態の手指に消毒液をつけて
しっかりすりこんでください。
床上浸水した室内の床や壁、家具などには、泥を取り除いた後の消毒を推奨。使うのは熱湯、アルコール、塩素系漂白剤、塩化ベンザルコニウム。吸い込む恐れがある噴霧は避け、布に含ませて拭く。
消毒薬を扱うときはゴム手袋をつけるなどの注意をはらう。岡山市では12日、市が床上浸水した家庭に配布した塩化ベンザルコニウム(商品名「オスバン消毒液10%」)を成人女性が誤飲した事故が起きた。岡山市は「ペットボトルなどに移し替えないで!」と注意を喚起している。
(朝日新聞デジタル)
床下の消毒は「不要」
床下の消毒、いりません――。県や公衆衛生の専門家が、呼びかけている。水害後の片付けは、汚泥との闘いが中心だ。きれいにするために、なにもかも消毒したくなるが、床下や庭土などへの消毒は原則不要。専門家は「過剰な消毒にかける手間をはぶき、他の作業に時間を活用してください」と話す。
(朝日新聞デジタル)
食中毒や感染症の予防のために
1、食事の前や排泄後などは、しっかりと手を洗って下さい。
2、水道水に異常を感じた場合には近隣水道局へ連絡する
。
3、井戸を飲用に使う場合は、安全と衛生を点検・確認してから
使用して下さい。
4、水に浸かった食品や、停電によって痛んだ要冷蔵食品・冷凍食品は
思い切って捨てましょう。
5、からだに異常を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。
6、食品はできるだけ加熱してから使う。
参考
https://www.mhlw.go.jp/content/10600000/000332009.pdf
日本環境感染学会