100歳まで元気に生きるっチャ

自称若者のバァバが斜めから見たこの世の中。捨てたもんじゃおませんよ。

弘田三枝子さんの訃報を惜しむ

同じ日の朝刊に訃報が2件掲載されていました。

お一人は山本 寛斎さんで、大きく報じられ、
片やひっそりの紙面を占めたのが、弘田三枝子さん。

 

f:id:akibon-cocoan:20200729170323j:plain

 

写真も報じられていたものの、何十年もの間見ることがなかったので、
注釈がなければ、どなたか分からないほどのものでした。

 

弘田さんは倒れる前日まで変わりなく過ごしていて、
大きな持病もなかったと書いてありました。

 

人の命って、先が見えませんね。
死因は心不全のだったそうです。享年73歳。

 

自分より若い方の訃報に接するのは、
あまり気持ちのいいものではありません。

 

代表曲は「ヴァケーション」で、圧倒的な迫力がありました。
いかにも日本人離れしていて、しかもの中学生だというので
驚いたものです。

 

f:id:akibon-cocoan:20200729170418j:plain

 

今でも私にとっての記憶は、彼女の持ち歌ではなく、
「アスッパラ♪」というテレビのCMが強かったです。

 

大きな口を開けた愛らしい姿が、
まさに宣伝する商品とマッチするように思えて好きでした。

 

そして、こう思いましたね、
「この人が将来の歌謡界を引っ張って行くんだろうな」って。

 

f:id:akibon-cocoan:20200729170758j:plain

 

でも、いつしか彼女の歌声を聞くチャンスが少なくなり・・・。

 

しかし、「人形の家」でカムバックを遂げてくれました。
1969年のことだったようです。

 

www.youtube.com

やはり迫力がありますね。

 

 

そして71歳の時

www.youtube.com

 

その容姿からは私が愛したかつてのエネルギッシュな意気込みが
姿を消し、全く違った印象を抱きました。

 

あとで知ったのですが、彼女は整形手術を繰り返していたとかで、
全くと言っていいほどの別人になっってしまった印象を持ちました。

 

生涯を通じて歌手という立場を全うするのは難しいと
言われている昨今で、ご逝去の直前まで仕事に精を出した
三枝子さんに拍手を送ります。

 

どうぞ、お安らかに。

『ダントツに歌唱力の有るシンガー』と、幼い頃に憧れておりました。
心よりの御悔やみを申し上げます。