「殿」と「様」の使い分けについてのコラム記事をご紹介
新聞のコラムで興味深いものを発見したので、
ご紹介します。
文書の宛名に使われる「殿」についての意見でした。
そういえば公文書とか、賞状には「殿」がよく使われていましたね。
かつて、国語審議会では次のように述べたようです。
公文書の「殿」も「様」に統一されることが望ましい
が、依然として「殿」を使用するお役所が多い。
そこで、私が今年になって県や市からもらった文書を引っ張り出して
調べてみました。
全部「様」になっていました。
「殿」の文字にはさまざまな読み方や意味があるようです。
注意が必要なのは、文書の宛名などの使われる「どの」。
「日本国語大辞典」には「官庁などの公の場で用いるほか、
書面などでの形式的なもの、または下位の者への軽い敬称として
用いる」とあり、使い方は限定的だ。一方、「様」は、人や場面を問わず、失礼に当たらない敬称とされている。
このコラムでは、”押印廃止”の動きの中で「殿」を使う風潮が
今後どうなるだろうかと言う結びにしています。
興味深い記事でした。
参考:公明新聞10月29日づけ