パ・タ・カ・ラ体操 高齢者が安心して食事できる魔法の言葉
義父の死因とパ・タ・カ・ラ
私事で申し訳ありませんが、義父は数年前に永眠しました。
101歳でした。
死因は、誤嚥性肺炎でした。
お世話になっていた施設の方の説明で
「ぱ・・・をやっていたんですがね」という言葉が出ましたが、
混乱していた私はその言葉に気を留めることもありませんでした。
ところが先日、高齢者の通所施設を見学するチャンスがありました。
https://welfare.a-style55.co.jp/blog_imafuku/3568.html
折しも昼食前で、ちょうど行われていたのが「パタカラ体操」。
パ・タ・カ・ラと言うだけのものでしたが、
私はその時、それが義父の死因と関係があるように思え、
あの時聞いた「ぱ・・・」はこれかと理解できました。
高齢者にぴったりのパタカラ体操
年齢を重ねると、食事中にむせたり食べ物が飲み込みにくく
なります。
そう言えば、2か月に1度くらいで施設の要望に応じて
義父が使うトロミ剤を送っていましたね。
義父も水分にトロミをつけないと飲み込めなくなって
いたんだと思います。
これは口の周りの筋力が低下するためなんですね。
同時に舌の動きも弱まります。
この対策として、パタカラ体操を行うのです。
これによって食べ物を上手く飲み込めるようになり、
誤嚥性肺炎を防ぐことができるのですね。
口を鍛えると、むせや滑舌の低下を防ぐことができます。
食事の後のお口の中に食渣が残りにくいので、むし歯や歯周病の予防にもなります。
またテレビの中では、顔のたるみやシワの予防、小顔効果なども期待できるという話でした。http://www.ohta-dc.net/blog/yobou-shika/20180203-203223.html
パタカラ体操で期待できる効果
パタカラ体操って?やり方や効果は?【嚥下機能の回復】【いびき改善】 | シニアライフアドバイザーが答える介護Q&A【いいケアネット】 https://t.co/UIHTmo17Pi
— SG-chi (@SGchi1) November 2, 2018
・噛む力を向上させる
・唾液の分泌を促進させる
・発音がはっきりする
・表情が豊かになる
・鼻呼吸になって口内の乾燥を防ぐ
パタカラ体操のやり方
パ・タ・カ・ラの5字を3回~5回だけ言えばいい。(チョー簡単)
発音は
・はっきり
・大きく
・ゆっくり
パ:口をしっかり閉じて発音する。
食べこぼしを防げる。
タ:舌を上あごにくっつけるようにする。
食べ物をつぶしたり飲み込みやすくする。
カ:のどの奥を意識して行う。
むせるのを防ぐ。
ラ:食べ物を口の奥に運んで飲み込みやすくする。
いつやればいい?
理想的には食事前がいいようです。
口や舌の動きがよくなるので。
ですが、それがムリなら気がついた時にやればいいです。
若い人にもお勧めですよ
高齢者でなくてもぜひ、やってください。
・表情が豊かになります。
顔の筋肉を働かせるので美容にもいいです。
・入れ歯が安定します。
若くても入れ歯がある人には効果が期待できますよ。
なにはともあれ、こんないい方法は利用しない手はありません。
簡単ですしね。